各所で話題の格安Cortex-M3開発用ボードLPCXpressoシリーズですが、著名なブロガーの方々がデバッガ(LPC-LINK)とターゲットをザクザク切り離しているものですから、皆さんも切り離したくなる衝動を抑えられないのではないでしょうか?
私も同じように切り離しては「あれがない」、「これがない」と騒いでいました。
http://shinta-main-jp.blogspot.com/2010/12/lpcxpresso-lpc1768.html
http://shinta-main-jp.blogspot.com/2010/12/lpcxpresso-lpc1768jtagkey2popenocd.html
先日の記事でもUARTを手軽に使いたかったのですが、やはり切り離しただけの基板では「UARTがない!」病になり、ちょっと異なるアプローチが良いのではないだろうか?との考えに至りました。
そもそもニーズとして
* デバッガは自分が使いたいものを使いたい。(でも、たまにLPC-LINK使うかも。)
* UARTをわざわざ接続しなくてもあるじゃん。(LPC-LINKの経路使えばさ・・・。)
* 1つの基板だったものが2つの基板になっちゃってポータビリティ落ちてない?(あ、切り離す人はLPC-LINKは捨てるのか?)
など、切り離したくないシチュエーションも考えられるわけです.
上記のような優柔不断な感じは開発環境を選択する過程では十分に起こり得る話です。
今回ご紹介するアプローチはこういった選択に迷っている段階で役立つものです。
まず、LPCXpressoのデバッガとターゲットの間にある半田をハンダゴテと半田吸い取り線を使って取り除きます。
取り除いたら念の為テスタで絶縁状態になっていることを確認して下さい。
次に2x8のピンヘッダを取り付けます。
LPC-LINKとターゲットを接続するには以下のようにジャンパを接続するだけで済みます。
接続しているジャンパを取り外せばLPC-LINKとターゲットを分離することができます。
例えば、ターゲットに自分の好きなデバッガを接続したり、LPC-LINKから別のターゲットに接続することも可能です。
切断することを考えた場合、この2.54mmの間隔を綺麗に切断するのは意外に手間がかかります。
切断することを考えて設計したのではなく、上記のようにピンヘッダを取り付けるための設計と考えるとなんとなく合点がいきそうだとも思いました。
真相は是非聴いてみたいところですね。
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