忘却の彼方のGPSモジュール
いつだったか忘れましたが、随分前に購入してそれっきりだったGPSモジュールGT-720Fを引っ張り出してきました。特にこのモジュールを使いたい強い動機はないのですが、TOPPERS/ASP for LPCのUART系のデバッグに色々繋いで確かめたいというのと、どうせデバッグするなら「何か本当に使っている感じが欲しい」という事からの再登場です。(本当に使っている感じにするのは、成果物をより実用的なものにする意図があります。)
先日の「LPCXpresso横浜お楽しみ部会」にあわせて適当に仕立てた時、(どうでも良いけど)気になる事があったので調べる事にしました。 (私の場合、本当に些細でどうでも良い事が気になって大事な時間を使ってしまったりして何だか残念な感じです。)
(どうでも良いけど)気になる事
- 「データ・シート」と言われているPDFに設定コマンドの仕様が書かれていない。
- 「SkyTraq(付属アプリケーション)では設定できるけど、マイコンからはできない。」と主張している人がいる。
- それっぽいPDFは見つかるが、GT-720Fで使えるのかわからない。
- 誰もあまり調べてない。
とりあえず調べる
コマンドのやり取りに関する「それっぽいPDF」は見つかったので、それを参考にアプリケーションとGPSの通信を見てみます。
下のやりとりは、Configuration NMEA Messageコマンドです。
以下のメッセージは、SkyTraqのNMEAメッセージ編集画面で設定を実行した時に、アプリケーションからGPSモジュールに投げられるコマンドです。
さて、GPSモジュールからは2つのパケットが返ってきました。
さて、ウェブに転がっていたApplication Note AN0003 Binary Messages Of SkyTraq Venus 5 GPS Receiver Ver 0.3 Feb. 1, 2007と比較してみます。(Start of SequenceとEnd of Sequenceを黄色で囲ってあります。)
以下の通り、メッセージのフォーマットが一致している事がわかります。
Configure NMEA Messageのペイロードの仕様は、以下のように記述されていました。
どうやらこのPDFの内容と完全に一致するようです。
ACKの場合、要求に応じてACK応答の後に情報を返してくるようになっています。
これは、先の結果どおりです。
このように、それっぽいPDFの内容と一致していそうという事がわかりました。
それではということで、マイコンに以下のようなインターフェースを実装してみました。
とにかくマイコン上のアプリケーションからこのインターフェースを呼べば、SkyTraqと同じ設定が可能になるというわけです。
試しにVTGのみ1秒に設定し、その他を0(出力なし)にしてみました。
どうやら制御できているようです。
ということで
ということで、GT-720Fの設定はSkyTraqからだけでなく、当然のようにマイコンからも可能である事がわかりました。
まぁ、だからなんだという感じですが、特別に摩訶不思議なシーケンスがあるわけではない、という事がわかってスッキリしました。
モジュールに対して、永続的に設定を書き込みたいわけではないけど使いたい設定がある場合には、やはりマイコンから直接操作してやりたいものです。
コマンドの中にはバージョンを取得するインターフェースもあるので、GPSモジュールのバージョンを調べるのも良いかもしれません。
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