小規模組み込みシステム向けシェル・タスク『Natural Tiny Shell Task』のデモ・キットをEmbedded Technology 2011のTOPPERSブースで展示します。
先日から「Natural Tiny Shell Taskがどうのこうの。」と煩いわけですが、実際に触っていない人にとっては「何がそんなに嬉しいんだ?」という感じです。
そこで、今回は実際に動作を体験して頂けるようにしようと考えました。
下の写真がデモ・キットの外観です。
NXPセミコンダクターズ社のARM Cortex-M3が搭載されたLPCXpresso LPC1768にUSB-UART変換基板が接続されたものです。今回はシェルのデモなのでこれだけでも良いのですが、あまり面白いデモと言えなかったので、カラーLEDを付けてシェルから操作できるようにしてみました。
組み込みシステムのデバッグでは、コマンドをシステムに与えてデバッグする事がよくあります。今回はcolorコマンドに表示色を与えることで、カラーLEDの色が変化するというデモを用意しました。システムに対する要求が視覚的に判断できるので、楽しんでいただけるのではないでしょうか。
また、TOPPERSを触った事のない人にとって「きちんと動いているシェルっぽいもの」を見ても「何がそんなに良いわけ?」となります。そこで、このデモ・キットは、「適当に実装したシェル」と「Natural Tiny Shell」の二つを同時に体験できるように設計してあります。
「適当に実装したシェル」は、それこそ本当に適当で文字の入力を誤ると酷い事になるような実装になっています。「そんなのあるわけ?」と思うかもしれませんが、残念ながら小規模組み込みシステムでは実際によくある話です。
当日は2つの端末を並べて実際に操作しながら比較する事ができるようにする予定です。
ET2011の最終日である18日(金)の15時過ぎから「TOPPERS活用アイデア・アプリケーション開発コンテスト表彰式」と「コンテスト受賞作品の紹介」も行われる予定です。紹介のプレゼンテーションは私自身が担当する予定ですので皆様是非お越し下さい。
17日にET2011へ行くかもしれません。
返信削除shintaさんは17日もいらっしゃいますか?
ちなみに明日にはIREXに行ってきます。
残念ながら18日のみの予定です。
返信削除国際ロボット展なんていうのがあるんですね。
面白そう。
またそのうちグダグダ研究しましょうね!