2011年は、Natural Tiny Shell Taskと題して、小規模組み込みシステムでVT100プロトコルを正しく扱う事ができるミドルウェアを発表しました。シリアル通信関数を用意するだけで、ホストとターゲット間の通信を取り持ってくれるようになっています。きちんと動作するシェルタスクが欲しいという用途に最適になるように設計しました。コマンドパーサーも用意してありますので、簡単に使い始める事ができます。
2012年は、NT-Loggerと題して、小規模組み込みシステムでも手軽にシステムの状態を観察できるロガーを発表しました。これも、NT-Shellと同様にシリアル通信関数を用意するだけで、ホスト側でシステム動作状態を確認できるというものでした。これは後々改良しようと思って、まだ手を付けていない感じになっています。
2013年は、以前から気になっていた「sample1って何なの?」という疑問に対して問題提起すべく、簡単なアプリケーションサンプルを提案しました。私はFreeRTOSからRTOSに入った人間ですので、TOPPERSのsample1には、正直びっくりしました。「何のサンプルなんだろう?」という素朴な疑問は、今も私の中にあります。
プレゼンテーション資料と一部のソースコードは、 http://www.toppers.jp/contest.html からダウンロードできます。