あらまし
昨年のこと、NXP LPC824を使ったサウンドモジュールMicroSoundModuleを開発していました。このサウンドモジュールは、コマンドを受け取って色々な再生を行うもので、当初はこのコマンド処理部分の実装にNT-Shellを用いる計画でした。しかし、最小10KBのROM、最小1KBのRAMを要求するNT-ShellはNXP LPC824の小さなリソースに対して厳しいものです。仮に入ったとしてもアプリケーション側に大きな制約を課すことになります。
よくよく見まわしてみると、様々な面白そうなマイクロコントローラがNXP LPC824と同クラスで存在します。ARM Cortex-M0のような小さなマイコンを使ったシステムにおいて、NT-Shellほどの機能は要らない、でも、きっちり入力は出来るようにしたい、といったニーズはありそうです。
そこで、NXP LPC824のような小さなサイズのマイコンにも導入可能な端末入出力ミドルウェアを開発することにしました。名付けてMicroShellです。
そこで、NXP LPC824のような小さなサイズのマイコンにも導入可能な端末入出力ミドルウェアを開発することにしました。名付けてMicroShellです。
使い方
使い方はmicroshell_initという関数にハンドラの実体へのポインタと、ブロッキング型のシリアル送受信関数のポインタを渡すだけという至って単純なもの。このコードだけできっちり動作する入力系が得られます。とても簡単ですね。