2012年1月5日木曜日

CuBeatSystemsの製作事例 (2006年の品)

先日の大掃除で出てきたデータの中からもう一つ。

この装置は2006年の設計。
管楽器の修理屋さんから頼まれた装置です。

板金は加工業者に図面を渡して作ってもらった物。
赤アルマイト仕上げでお金がかなりかかっています。


現場のハードな使用にも耐えられるように設計しました。


こんな感じで外装に気を配ると結構良い感じの仕上がりに見えます。


大掃除で過去のプロジェクトを見てみると「昔の方が気合いが入っていたのでは?」なんて思ってしまいます。ちょっと反省モード。

でも色々と見えてくるものもあります。
この頃は機械図面も書いていました。


しばらくご無沙汰しているのですが「本当のユーザが使う装置」も設計してみたいですね。

2012年1月2日月曜日

CuBeatSystemsの名前の由来

CuBeatSystemsとは、CubeとBeatとSystemsによる造語で、「キュービートシステムズ」と読みます。
キューブ形状のビートを発生させる装置の開発を始めたのがきっかけで付いた名称です。

年末の大掃除できっかけとなった装置の写真が見つかったので掲載します。
撮影は2002年3月31日ということなのでもう10年前ですね。


まぁ、メトロノームなのですが、モンテューノを練習するためのシーケンスを出力できたり、ありがちな耳の痛い電子音を排除したりと独自の工夫を凝らした物になっていました。
この装置は実際にお二人にお譲りして使って頂きました。

EXIFを見ると当時の時代を反映しています。
OLYMPUSのC990Zで撮影した画像です。
当時学生だった私は、デジタルカメラなど持っているはずもなく、実家にあったデジタルカメラを借用してドキュメントなどを手作りしていました。

会社を作る予定もないのに会社のロゴを考えたりしていたものです。


こうして見ると古い記録というのは、面白いですね。
当時実現していたものとか、何を考えていたのかの一端が見えて懐かしくなったりします。

本年もよろしくお願い致します



今年は、「小規模組み込みシステムプラットフォーム研究部会 ~近代文学施設でモクモクと組み込みシステムプラットフォームを研究しよう~」からスタートです。

その前の週は、徐々に構想を温めつつある企画、組み込みエンジニアが温泉を楽しみながらダラダラ研究をする「組み込み温泉」のシミュレーションをしてくる予定です。

本年もよろしくお願い致します。

2011年12月11日日曜日

ディジタル・オーディオ実験用基板BlackTankの進捗状況

BlackTankは忘れた頃にやってくる・・・


MTM07で勢い余って展示しておいたBlackTankですが、急にやる気が出てきました。

私は、基板をスクエアーに作ってその中に機能を美しく詰め込むのが大好きです。
BlackTankも例に漏れずそんな感じで作ったオーディオ基板です。


と言っても、音質などは二の次で、とにかく色々楽しもうと色々欲張った感じになっています。
以下は、部品面、内層1、内層2、半田面の配線です。





この基板は、酔漢さんが進められておられるオーディオ・フレームワークUZUMEを利用できるように設計してあります。どうもMTM08には出展されるという事なので、BlackTankとしても出撃できるように準備をゆっくり開始する事にしました。

今日は久しぶりの通電と開発環境の確認です。

以前はOpenOCDを使ってデバッグしていたのですが、SWDを使った開発環境の方が手軽でした。
そこで、LPCXpressoのデバッガ側とターゲット側を切り離し、デバッガ側からそのままBlackTankに接続してデバッグする方針に変更です。


BlackTankでは、20ピンのJTAGを出しておいたので、そのままSWDによるデバッグも可能です。
このまま具合が良ければ、次回以降の設計でSWDの10ピンコネクタだけにするかもしれません。

MTM07出展報告

もう1週間が過ぎてしまいましたが、MTM07の出展報告です。

UZUMEオーディオ・フレームワーク開発用基板

UZUMEは、酔漢さんが進められているオーディオ・フレームワークで、リアルタイム処理をフレームワーク側で遮蔽して、ユーザがオーディオ・アルゴリズムの実装に集中できるという素敵なコンセプトを持っています。

BlackTankは、オーディオ・コーデックを搭載したオーディオ・フレームワーク開発用基板で、パラメータ調整に必要な4系統のスイッチやボリューム、ちょっとした息抜きに便利な有機ELディスプレイなどを搭載しています。

実は一か所バグがあってファームウェア開発のテンションが下がり気味でした。
MTM07への出展によって幾つかの気づきがあったので開発再開の予定です。


Natural Tiny Shell

Natural Tiny Shellは、MTMには全く相応しくない「地味すぎるネタ」として展示しました。

殆どの人は「何これ?」という感じでしたが、スタッフが熱心に説明してくれたのと、「おっ!VT100というのに惹かれましたがこれは?」というその筋の方によって意外に人気のあった展示です。


LPCXpresso Clock

こちらはLPCXpresso Clockです。
今年は5月頃から全く身動きが取れないくらい色々忙しかったので、息抜きプロジェクトで作りました。GT-720Fで受信した時刻情報をそのまま表示という展示。


お菓子コーナー

そして、CuBeatSystemsブース恒例のお菓子コーナー。
間違って夫についてきてしまった奥様方やお子様に人気でした。


今回は積極的に色々してくれるスタッフに助けられました。
スタッフさんありがとう。

2011年12月2日金曜日

薄暗くなること間違いなし!MTM07の展示内容

さて、明日から2日間に渡って東京工業大学にてMake: Tokyo Meeting 07が開催されます。
CuBeatSystemsも半ば惰性で出展します。おぉ、こんなはずでは。


先日触れたとおり、「LPCXpresso横浜お楽しみ部会」の勢いに乗る予定でしたが、ついでに「小規模組み込みシステムプラットフォーム研究部会」も触れておこうとか、「日頃のマイコンいじりできない欲求を解消しよう」とかで、既に何者なのかわからなくなっています。

当日は、歩き回ってお疲れの皆様を癒すべく、「素敵な笑顔のスタッフと、むさ苦しい私がパソコンと睨めっこ。」というシュールな設定のブースでお出迎えする予定です。

以下はブースの完成イメージ図です。


プログラムガイドは「こちら」をご覧下さい。
オライリージャパンさんの公式サイトは「こちら」です。

当日は二人とも「うーん。」とか「あれぇ~。」とか言いながら、さして難しくもない課題に永遠と悩み続ける姿を皆様にお届けする予定です。

会場でお会いできる事を楽しみにしております。

2011年11月27日日曜日

GPSモジュールGT-720Fの設定コマンドと応答

忘却の彼方のGPSモジュール

いつだったか忘れましたが、随分前に購入してそれっきりだったGPSモジュールGT-720Fを引っ張り出してきました。 


特にこのモジュールを使いたい強い動機はないのですが、TOPPERS/ASP for LPCのUART系のデバッグに色々繋いで確かめたいというのと、どうせデバッグするなら「何か本当に使っている感じが欲しい」という事からの再登場です。(本当に使っている感じにするのは、成果物をより実用的なものにする意図があります。)

先日の「LPCXpresso横浜お楽しみ部会」にあわせて適当に仕立てた時、(どうでも良いけど)気になる事があったので調べる事にしました。 (私の場合、本当に些細でどうでも良い事が気になって大事な時間を使ってしまったりして何だか残念な感じです。)

(どうでも良いけど)気になる事

  • 「データ・シート」と言われているPDFに設定コマンドの仕様が書かれていない。
  • 「SkyTraq(付属アプリケーション)では設定できるけど、マイコンからはできない。」と主張している人がいる。
  • それっぽいPDFは見つかるが、GT-720Fで使えるのかわからない。
  • 誰もあまり調べてない。
まぁ、GPSと言えばu-bloxでしょという感じで、このモジュールにそれほど時間をかける意味もないのですが、気にしなくて良いや、と思えば思うほど、どんどん気になってくるのです。

とりあえず調べる

コマンドのやり取りに関する「それっぽいPDF」は見つかったので、それを参考にアプリケーションとGPSの通信を見てみます。

下のやりとりは、Configuration NMEA Messageコマンドです。

以下のメッセージは、SkyTraqのNMEAメッセージ編集画面で設定を実行した時に、アプリケーションからGPSモジュールに投げられるコマンドです。


さて、GPSモジュールからは2つのパケットが返ってきました。



さて、ウェブに転がっていたApplication Note AN0003 Binary Messages Of SkyTraq Venus 5 GPS Receiver Ver 0.3 Feb. 1, 2007と比較してみます。(Start of SequenceとEnd of Sequenceを黄色で囲ってあります。)

以下の通り、メッセージのフォーマットが一致している事がわかります。


Configure NMEA Messageのペイロードの仕様は、以下のように記述されていました。
どうやらこのPDFの内容と完全に一致するようです。


ACKの場合、要求に応じてACK応答の後に情報を返してくるようになっています。
これは、先の結果どおりです。


このように、それっぽいPDFの内容と一致していそうという事がわかりました。
それではということで、マイコンに以下のようなインターフェースを実装してみました。


とにかくマイコン上のアプリケーションからこのインターフェースを呼べば、SkyTraqと同じ設定が可能になるというわけです。

試しにVTGのみ1秒に設定し、その他を0(出力なし)にしてみました。


どうやら制御できているようです。


ということで

ということで、GT-720Fの設定はSkyTraqからだけでなく、当然のようにマイコンからも可能である事がわかりました。

まぁ、だからなんだという感じですが、特別に摩訶不思議なシーケンスがあるわけではない、という事がわかってスッキリしました。

モジュールに対して、永続的に設定を書き込みたいわけではないけど使いたい設定がある場合には、やはりマイコンから直接操作してやりたいものです。
コマンドの中にはバージョンを取得するインターフェースもあるので、GPSモジュールのバージョンを調べるのも良いかもしれません。