2009年12月30日水曜日

NOKIA 6100とかNOKIA 6610と呼ばれている液晶モジュールについて

STNの液晶モジュールでSPIで制御できるというもの。
今回B046 : uMP3 PLAYERのために二つの取り扱い店から合計で7個購入した。
これに関して少し整理しておく。
  1. 外見が少し異なれば中身は大幅に違う。
  2. コネクタの取り扱いについて。
  3. バックライトの電圧について。
■外見が少し異なれば中身は大幅に違う。
二つの取り扱い店から購入したのだが、実際に制御しようと思った時にはまるのがこれ。
取り扱い店も正確な情報は把握していないと考えた方が良い。
調べて見ると少なくとも4つのコントローラがあるようだ。
  • EPSON社S1D15G00
  • EPSON社S1D15G10
  • LEADIS Technology社LDS176
  • PHILIPS社PCF8833
私が購入した7個のうち、コントローラのモデルが判明したのはPHILIPS社のPCF8833を持つであろう3個。その他はまだ確信が持てないので保留状態。

■コネクタの取り扱いについて
0.5[mm]ピッチ自体はそんなに難しいハンダ付けではないのだが、コネクタの形状に起因した難しさがある。フラックスを軽く塗ってハンダ付けしたところ、コネクタの溝にそってフラックスがハウジング全体に流れ込んでしまう。

また、取り外しや取り付けには細心の注意が必要。
乱暴に取り外そうものならLCD側のコネクタがパターンから離れたり、ハウジング内部のピン(極細)が変形してしまう。
これによって何より困るのが動かないときのデバッグ。
先にあげたコントローラが不明な事が重なった場合、一体何を見ているのかわからなくなる。

実際に最初に実装したコネクタは若干変形していてLCDの初期化に成功したり失敗したりしていた。こういう現象がデバッグ1台目で発生すると結構手間取ってしまうことがある。

■バックライトの電圧について
バックライトの端子に印可する電圧というのが示されているものの、これでは設計できない。
多くは+7Vという一瞬考えてしまう電圧が示されている。
購入したLCDの一つをバラバラにしてみたところ単なるチップLEDの直列回路のように見える。
これなら別に+7Vという電圧に拘らなくても順方向電圧x2と電流制限抵抗を考慮すれば良い。

以上3点が今回のプロジェクトで整理が必要と思ったところ。
機会があれば各LCDモジュールの写真を挙げて識別方法とそのライブラリを掲載したい。

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