2010年8月14日土曜日

ユニバーサル基板の穴位置 (サンハヤト株式会社 小型ユニバーサル基板 ICB-293G)

サンハヤト株式会社 小型ユニバーサル基板 ICB-293Gの穴位置について調べてみました。

実は、私の手元にあるもの(15年位前に購入)と現在流通しているもので穴位置が異なるのです。
☆ボードの拡張性を示すノートブック、☆ボード「拡張性を見てみましょう!」を記載していたのですが、私が試したものと同じ型名の基板で「使えるはず」との御指摘を頂きました。

私の手元にある293Gと書かれた基板を☆ボードにあてると、確かに穴は外側にずれています。
これを根拠に記事を書いたのですが、何かが違うようです。


http://www.sunhayato.co.jp/products/details.php?u=177&id=07001 にある図面を見ると基板の端から5mmの位置に穴があいていることがわかります。


ノギスで測ってみた所、手元にある293Gと名乗る基板は明らかに穴位置が図面と異なります。
あらら。なんで?


そこで秋葉原へ向かい現在流通しているものを入手して調べてみることにしました。
購入した基板は確かに293Gです。

下の写真の基板は穴位置が合わなかった古い物。
文字の感じをよく見てください。


そして、下の写真は今回購入した物です。
なんだか文字の雰囲気が異なりますね。
穴位置も中央に寄っている事が見てとれます。


ノギスで測ってみると(ずいぶんいい加減に測りますが・・・)図面に近い形になっています。


両者を並べると違いは歴然としています。
左側は昔の物、右側は現在の物。(穴位置が全然違う!)


今回購入した物であれば☆ボードの穴位置にもきっちりあいました。


今回の件を整理すると・・・
  • Sunhayato 293Gという基板は世の中に少なくとも2種類ある。
  • 穴位置変更の経緯は不明。
といった感じでしょうか。

結果的に間違った情報を提供する事態を招いてしまっただけに、なんだか釈然としない気分です。
できれば型名を変えてほしかったなぁというのが正直な気持ちです。

(2010/08/20追記)
メーカの方に確認をしたところ「ICB-293シリーズは、姉妹品のICB-93シリーズとの共通化の為、2002年に取り付け穴位置の変更を行いました。」とのことです。確かに姉妹品の中で穴位置が異なってもあまり嬉しくありませんから妥当な対応でしょう。

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