概要
LPCXpressoは低価格(3千円程度)で購入できることから、中学生、高校生など、エンジニアの卵達にも教材としてもお勧めしたい一品です。このIDEですが、単にインストールした状態では8Kバイトを超えるコードを生成実行することはできません。例えば、mbedに搭載されているプロセッサLPC1768の場合、512KBのフラッシュロムを持ちますから、単純計算で1/64しか楽しめないのです。
しかし、ライセンス登録するだけで128Kバイトまでのコードを生成実行することができるようになります。
先の例ですと1/2まで楽しめるようになるわけです。
エンジニアの卵達の中には、英語がネックになってライセンス登録を躊躇しているかもしれません。
ということで、今回はライセンスを取って128KBまでのコードに対応できるようにしましょう。
初回起動時のメッセージ
初回起動時、ライセンス登録が行われていない事を示すダイアログが表示されます。これには
- 未登録LPCXpressoは評価目的のみで使用可能であること。
- 登録とアクティベートによって上記制限が取り除かれること。
と書かれています。
ライセンスの登録方法
まずはシリアル番号を生成します。「Help(ヘルプ)」メニューから「Product activation(製品活性化)」を選択します。
そこにある「Create Serial number and Activate...(シリアル番号の生成と活性化)」を実行します。
以下のようなダイアログが表示されます。
ここに表示されたSerial number(シリアル番号)は、LPCXpresso IDEが自動的に生成したシリアル番号です。
このシリアル番号を選択してCtrl + Cなどで、クリップボードにコピーしておきます。
Copy Serial Number to clipboard(クリップボードへシリアル番号をコピーする)にチェックを付けておけばOKボタンを押した時にクリップボードにシリアル番号を自動的にコピーしてくれます。
次にcode_redのサイトにログインします。
ログイン後にメニューにある「My Registrations(登録)」を選択します。
「Enter serial number here(シリアル番号をここに入力)」と表示されています。
ここに先ほどコピーしたシリアル番号をペーストします。
シリアル番号をペーストしたら「Send me my activation code(活性化コードを送る)」ボタンを押します。
code_redのサイトに登録してあるメールアカウントに活性化コードが送信されます。
英文のメールですので、日本国内のメールサービスの中には誤ってスパムメールとして識別されてしまうかもしれません。
メールの中にある「Your activation code is:(あなたの活性化コードは:)」の下に書いてある文字列が活性化コードです。
「Help(ヘルプ)」から「Product activation(製品活性化)」を選択し、今度は「Enter Activation code(活性化コードを入力)」を実行します。
ダイアログが表示されますので、先ほどコピーした活性化コードをペーストして下さい。
活性化コードを入力してOKボタンを押すと製品活性化が完了します。
以上でめでたく128KBまでのコード生成とデバッグができるようになりました。
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