はじめに
LPCXpressoを始めた人にとって、「IDEが立ち上がった後どうすれば良いか?」は大きな問題です。ここでは、プリインストールされたサンプルプログラムを読み込んで実行するまでをご紹介します。
プロジェクトの読み込み
LPCXpresso IDEには便利な「Quickstart Panel」というものがあります。LPCXpresso用の専用パネルで、カテゴリ別に操作可能な項目が並べられています。
今回はここから、アーカイブされたプロジェクトの実行機能を試してみましょう。
実はLPCXpresso IDEをインストールすると幾つかのサンプルプログラムが含まれています。
Windowsにインストールした場合、通常はシステムドライブの直下にnxpというディレクトリを作ってインストールしていると思います。この中に含まれるLPCXpresso IDEのExamplesディレクトリがサンプルが含まれるディレクトリです。
ファイルを選択後にFinishボタンを押すとプロジェクト画面にプロジェクトが出現します。
プロジェクトのビルドと実行
それではさっそくプロジェクトをビルドしてみましょう。以上でサンプルプロジェクトを実行するための準備ができました。
早速LPCXpressoを接続します。
初回接続時にはドライバが自動的にロードされると思います。
「Quickstart Panel」は状況に応じて表示内容や操作可能な項目が変化する仕組みです。
サンプルプロジェクトを使ってデバッグを実行する時には以下のようにします。
Windowsの場合、ファイアウォールに関する警告が出るかもしれません。
この時には「アクセスを許可する」を選択して下さい。
これでめでたくソースコード表示付きのデバッグが楽しめます。
デバッグしてみる
ソースコードをステップ毎に実行したい時には・・・こんな風に簡単にステップ実行できます。
続けて実行したい場合には、「Resume」を選択します。
通常の実行に近い形で実行することができます。
この時、ブレークポイントを設定してあれば、そこで停止させることができます。
デバッグを終了したい時には「Terminate」を選択して下さい。
まとめ
前回のLPCXpressoのライセンス登録方法(LPCXpresso週間)に続き、初めてマイコン開発される方のためのコンテンツとしてサンプルプロジェクトの実行について触れてみました。LPCXpressoは3千円ほどで購入できるARMマイコンが搭載された評価基板です。
みなさんも今年の夏休みはLPCXpressoで何か新しいことに挑戦してみませんか?
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