Spartan-3 Starter Kit Board User Guide - UG130 (v1.0.1) June 7, 2004によると以下のようなピン配置です。
これに従い配線した様子が以下の写真です。
上記の資料に合わせるならば、黄色がデータ、緑がクロックということになりそうです。
オシロスコープで波形を確認してみます。
接続を整理すると
- Ch.1 (YELLOW) : PS/2 DATA (The document said.)
- Ch.2 (CYAN) : PS/2 CLOCK (The document said.)
実際にキーを押して波形を観察してみると・・・。
え?
先ほどの資料と接続状態から得られる期待値、それに実際に観測した結果を整理します。
- Ch.1 (YELLOW) : PS/2 DATA (The document said.) -> It's a clock!
- Ch.2 (CYAN) : PS/2 CLOCK (The document said.) -> It's a data!
気になってXilinxが提供しているボードの資料を調べてみました。
まずはSpartan-3E FPGA Starter Kit Board User Guide - UG230 (v1.1) June 20, 2008から。
次にSpartan-3A/3AN FPGA Starter Kit Board User Guide - UG334 (v1.1) June 19, 2008です。
全部違います。
そして、XLVDSPro Demonstration Boards - UG037 (v1.4) June 03, 2004は・・・。
あってるんですね~、これが。
一度作った資料がどんどん使いまわされた結果、間違いを量産する形になっているのでしょう。
自分の作る資料も気をつけたいところです。
参考までにALTERAから提供されているDE0(Terasic社の物)も確認してみました。
こちらは正解です。
後で忘れるといけないので手元の資料に訂正を書き込みます。
気になった事を調べておくと色々後でハマらずに済みます。
そして、それを共有しておけば皆さんの時間もきっと節約できるはず。
参考までに詳しい資料は
などにあります。