2010年10月9日土曜日

GT-720Fとmbedの接続

GT-720FはNCピンが2ピンありますが、ここにLVTTL入出力が割り当てられている事が知られています。このピンを使った時に遭遇した問題について記載しておきます。

  
mbedとGT-720Fを接続するケーブルを製作するのが面倒だったので、近所のパソコンショップで4ピンのオーディオ接続用ケーブルを購入してきました。実はこれが原因でおきる現象があるのです。


下の波形をご覧ください。
これは購入したケーブルを用いないときの波形です。

次にこのケーブルを用いて場合の波形です。
なんと波形がLに落ちません。
伝送路をドライブしきれていないように見えます。

え?と思ってケーブルを調べます。
ケーブルの全体像はこんな感じです。

片方をループバックして抵抗値を測ります。

まぁ、DC的に短絡ということだけわかります。(本当はここで容量も測りたい!)

ここからは推測です。

このモジュールはLVTTLも出るし、RS-232Cでも出るしを狙って設計したものの、いざ出荷してみると容量性負荷に対するドライバの能力が足りないために、仕様上でNCピンにせざるを得なかったのではないだろうか、というのが私の見立て。
頂いた情報によるとメーカのページには始めLVTTLもうたわれていたとのこと。

まぁ、手抜きでオーディオ用ケーブルを用いるのもどうかと思いますので、きちんとケーブルは作り直します。

2 件のコメント:

  1. ご存知かもしれませんが、この NC は恐らくは RTCM の入力用ではないかと思います。GPS補正情報の入力用です。

    また、推測は恐らくはアタリと思います。RS-232C をドライブさせる能力が足りないのと、RTCM 用であれば、そもそも RS-232C でドライブさせる必要も無いし、通常利用の範囲では RTCM を使うことはあまり無いので、NC にしたのではと。

    @tosihisa

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  2. ありがとうございます。
    RTCM・・・。
    本当に恥ずかしいのですが知りませんでした。
    これからお勉強。^^;
    tosihisaさんのGPSロガーは既に実運用もされていて機能的にも非常に魅力的です。
    次回お会いする際に是非またデモして下さい。

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