2011年5月22日日曜日

Natural Tiny Shell (NT-Shell)をmbedで使ってみる (Eating your own dog food)

「自分のドッグフードを喰う(Eating your own dog food)」はソフトウェア開発の世界で有名な台詞です。


自身で作ったソフトウェアを自身で使うことで、それがどのように有用か(あるいはそうでないか)を知る事ができるというわけです。

例にならってNatural Tiny Shell (NT-Shell)をmbedで使ってみることにしました。
目論見は簡単に移植できるというところです。

しかし、実際に移植してみると幾つか気になる点がありました。
これは興味のある方のために後述。

移植した結果はmbed.orgにアップロードしました。
興味がございましたら、ご自由にお使い下さい。

http://mbed.org/users/shintamainjp/notebook/ntshell_ja/


参考までに「自分で自分のドッグフードを食べた」結果、どんな事がわかったのか記しておきます。


  • シリアルポートのリード及びライト関数の引数の型がvoidだった。(なんでそんな実装になっちゃってたんだ?)
  • CTRL+A, CTRL+Eへの対応が未実装のままだった。(ドキュメントではできることになっていた。)
  • コマンドを受け付けた時の改行をアプリケーション層で行う事を期待した実装になっていた。(誰もわからないよ!)
  • 受け付けるコマンドの長さが微妙に小さかった。(もう少し実用的な値を選んでおけば良かった。)
  • サンプルコードがなくて、どうやって使っていいのかわからなかった。(この点は後日もっと改善したい。)

こんな風に、自分で作って公開した物でも、少し時間を経てから見直してみると気になる点は多々あります。いざ利用者の立場に立って見ると「何だこれ?」と自分でも感じてしまうのですから、面白いものです。

是非、この「自分で自分のドッグフードを食べる」は継続して進めたいところです。

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